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手づくり料理2

「手づくり」(長文御免、昨日のをきちんと書いたものだし)

手づくり、というのはなかなか生臭いものである。
動物チビたちは母乳にむしゃぶりつき、乳を吸う。
乳はもう完全に手づくり(というのかな?)。
あんまりうまそうではないが生きるために飲む。

「この生きるため」というワードを外すと、
手づくりが俄然、生臭くなる。
ママのお弁当やら愛妻弁当はギリギリ爽やかっぽいが
(嘘。出来により同級生、同僚の噂の種、顰蹙を買うことにもなる)。

手づくりは、そして思春期の子どもたちをも襲う。
手つぐり弁当・・・こいつが美味しくて、栄養バランスがよくて、
じゃなく「デザイン性」に優れているとかなりの評価を受け、
また子どもたちの間でも尊敬のまなざしで見られる。ママ鼻高々。

かつて。私が唯一貰った「手づくり弁当」。
このデザイン性に微妙な部分があった。
白いご飯に餃子が5,6個。
・・・多分、美味しい餃子だったのだろうが、
食べたふりして便所に捨て、
弁当箱をきれいに洗って「昨日はごちそう様!」と返した。
・・・うむぅ、あんまりもてもしないのにこの行為は顰蹙ものだろうが、
この時点で「手づくり」にもあんまり欲しくない。
とくに食べたくないものもあるのを知ったのだ。

そして、あんまり手づくりと縁のなくなった
リーマン時代に同僚が言いやがったことに驚いた。
なんと!彼女(会社でも美人で人気の子)の
手づくりお弁当(おにぎり)が食べられなかった、
と告白したのである。
微かにその女の子が好きだった私は鋭く突っ込んだ。

「てめっ、彼女が作ってくれたおにぎりが、
愛情こもったおにぎりがっ、食えねえのかいっ!」

「うん。コンビニのおにぎりなら誰が作ったか
わからないから食えるんだけど、
なんか手づくりって重いんだよな・・・」

と、言っている間に世の中、神経質な人で充満し、
ママのおにぎりでさえビニール手袋とかで
製作されるようになった(もちろん衛生面も含めてだが)。
と同時に、私もこの手づくりというものとは縁がなくなり、
チョンガー故、今後の展望も消え去った。

そんな中、FBで女子に手づくりして貰った男子を見つけたのだ。
ほぼ生協のお惣菜かカップなんちゃらかツナ缶あたりの
私はビビビッ!と来たとね。
もはや恋心とか人間の関係性抜きにして、
「秋のとんぼ舞う高原で「手づくり」のおにぎりが食べたいっ!」
そう思った私は「つい」女子FBフレンドに、
そう書いてしまったのだ
(もちろんジョーク半分だ。
そんなにアラカン年代のスケジュールが合うわけではない)。

だがその女子のアンサーは
「手づくり」の作り手側の心理を真摯に語ったものであった。
「あんまり知らない人に手づくりするのって嫌なんだ」・・・こんな感じ。
確かにそうだ。なんか手づくりって気恥ずかしいところもあるし、
私なんかになんか言われたくないし、大体面倒だろう。
だが、妄想族の私は「なぜ?」とこだわってしまった。

「・・・あいつには作って私には・・・?」
軽い気持ちで書いているだけにショックだったのだ(嫉妬もあろう)。で、
女子の第2アンサー「もう少し仲良くなったらね」。ふむふむ。
まともだ。彼女はあまりにも「手づくり」についてまともなことを語ったのだ。

「手づくり」作る側は「好きな人」に作りたい。
「手づくり」もらう側は「好きな人」から貰いたい。

 ふむっ!今日(昨日)の気づきであった。みんなも学ぶように。

  ちなみに戦争なったらこんなこと言ってられないんだなぁ!
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