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「ふり返っても立ち止まらないで」 [言葉]

無駄な長文、注意。今も「前向き」という言葉が嫌いだ。自分で思うのはいいが、他人に言われるのはご勘弁願いたい。前向きに生きろ!そんな風に言われ始めたのは、40歳で病気になって数年後、SOHOスタイルで自宅で仕事をしていた頃だ。なぜかみんな「会社に入れ」と言う。リクルート活動もかなりしたが、失われた20年だ。道路掃除募集に一流会社の課長あたりが殺到してたんだぞい。来年死ぬと言ってて、まだ生きているのが気に食わなかったのかなぁ(自分でも少し反省しています)。あぁ、それとそれまでの人生より楽しくていつも笑顔爛漫だったからかね。そう甥っ子と遊ぶのは麻薬並みの快楽だった(笑)。まったく可愛いし、意外性に溢れているし。甥っ子は経験のなかったすべての年間イヴェントをしてくれた(誕生日とかクリスマスね)。まったくあんなに無邪気に笑ったのは二十歳のころ以来だったなぁ。・・・まぁ、その甥っ子も10歳くらいから遊んでくれなくなったがな・・・。でも、この経験は大きかった。仕事一筋での成し遂げる快感も痺れたが、酒がついてまわり身体を壊した。甥っ子とは笑いながら体力まで増進しちゃって、心臓の動きも良くなったのだからなぁ。3.11.絆という言葉が全盛だった頃、やはり「前向き」は流行った。そんなみんなして前向きになれるかよぅ。今なんか3.11.を後ろ向いて思い出すこともしなくなってんじゃないの?(私も)。人間、忘れる、というのも大切な能力だからなぁ・・・。だから「後ろ向いて、右見て左見て、前も見て。じゃダメ?」という言葉をみんなに返していたが、ほとんどの人が怪訝な顔をしていた。 あぁね、この顔もいけないね。髪の毛も見た目真っ黒。髭なんか生やしているから若く見えるみたい。還暦越えだいっ!心不全だいっ!更に父親が亡くなった時に父親の思い出がおかしくて笑う自分の存在に気づいた。そう、思い出でも笑わせてくれる愉快な父親だった。友人も若い頃の酒の失敗を思い出せば笑える。泣かなきゃダメか!?湘南のボサノババンド、月明かり四人組を好きなのは、そのノリノリのリズムだけではない。歌の一節に「ふり返っても立ち止まらないで」(「忘れないで」より)というのがあったからだ。深い言葉だなぁ。コロナ禍の中、前向き派もとまどっている。「前」がわからないのだ。ふり返ってみたらどうだろう。人それぞれだろうが、ふり返ればそれぞれの「後ろ」が見えるかもしれない。それぞれの「後ろ」の正面は「前」と考えて歩むしか今はないのだろう。・・・後ろの正面には「誰」がいるのか。どんな「世界」なのか。グーグルに聞いてみた。「未来は明るいですか」・・・あら、聞かなきゃよかった(笑)。おっ、秋晴れだ。布団干して散歩しようっと。立ち止まらないで、ね。


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