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永遠に分かり合えないこと。 [日記]

中野信子さんの「計算」もあろうが、
彼女が本に書いてきた闇を集約し、
バーンっ!と自分にぶつけ、
読者にぶつけ、
爆裂するような痛い本を書いてしまった。
面白いから、おいらはまったのだが、
ボキャブラリーもいつもより多く難しい。


で。おいらあまり母親とは仲良くないんだが、
最近、お互い死期も近いので、
本音で言い合い、

「どうすれば、あなたは私を許してくれるの?」
という言葉まで母親から引き出した。

・・・と、つまってしまったのはおいらだ。

今更、謝られてもしょうがないし、
昔には戻れない。
もうすべてが遅いのだ。

母親は最近いくつかの人格を使う。
泣いたり、怒ったり、笑ったり。
だが、すぐ女王様に戻ってしまう(老齢による記憶力の衰えもある)。

だから、これでチャンチャンとはいかない。
やっていられない。

ひとつ妹に教わったのは、
「母親をわんこやニャンコと同じに考えようよ。
朝から散歩せがまれても、少しくらい引っかかれても、
許せるし、可愛いじゃん」

ふむ。妹は義理の母親の介護や色々で学び、
この領域までいった。
だから恐ろしく優しい。ストレス解消もうまい。

でも、おいらはなぁ。この憎い母親似なのだ(笑)。



・・・中野信子さんの教え(概略)。



人間は生まれてから思春期あたりまでずーっと親の庇護の元にいる。

逆らうこともできない。甘えるしかない。

そして思春期を迎えて、やっと逆らい、

うまく巣立ちをできれば拍手喝采。

でもそんなうまくいく訳はない。

いつまでも親元にいる、
という苦しみに耐えなきゃいけない子供もいる。

子供は言う。

「おかぁさんがあの時、ダメって言うから・・・」

「おとうさんはなんで何もしてくれなかったんだよう・・・」


親の返事は?

ない。

そう、この本でやっと気づいた。

親は子供をずっと可愛がってきた、としか思わない、 いや、思えないのだ。実際にそうだった(としか思っていない)。

なのにこの子は何を言っているのだろう?と。

そうかぁ。これじゃハッピーエンドは難しいや。

なるほどね。今日のすごい気づきだ。


ちなみに母親にこの本のことを言ったが、
何の理解もしなかった(笑)。

そう言えば、村上龍はとっくに日本の家族については嫌悪感を感じ、
とうにこのようなことを書いていた。

家族は一度分解し、それぞれが独立した後、

他人として出会うことが幸せだと(うろ覚え)。


・・・そうしたおいらの行動をすべて無駄にしたのが母親だ。


中野信子さんは団塊ジュニア世代だ。

この世代の苦しみをつい去年読んだ記憶が・・・。

そうか!山本太郎の本だ。

彼は悲しい世代に身を寄せている。

おいらはもういい。

彼らを救ってくれ!


ペルソナ 脳に潜む闇 (講談社現代新書)

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すべての男は消耗品である。 最終巻 (幻冬舎文庫)

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토토사이트

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by 토토사이트 (2023-10-03 14:50) 

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