東日本大震災10年。動画はご注意ください。

10年前の今日、

日本は東日本大震災に襲われた。




当時、もはや難病者だったおいらは、

近くの本屋でぶらぶらしていた。

揺れがすごくなり、

お客さんを駐車場に誘導した。

母親を探しに行き、

妹と連絡をとり、

テレビの報道に驚いた。



でも、動かなかった。

ネットの友人たちが、

東北へボランティアに向かう中、

どうしようもなく佇んでいた。



帰国困難者に自宅を開放する友達を横目に、

眠れぬまま横になった。



数日後、ボランティアの方に国からの知らせがあった。

道路が混むから無理に来ないでくれ。

いらないものを持ち込まないでくれ。

宿はない。テントを持ってきてくれ。。。



おいらも障がい者故、

なんの役にも立たないと思っていたから、

この国からの知らせを聞いて少し、安堵した。

（今も、役立たず）。



ボランティア後進国、日本はあの時から、

色々な進歩を遂げてきたのだ。



でも、クルマでいち早く動いた知人らは、

それからネットの世界にいなくなった。

馬鹿なことを書き込み、心の安らぎになっていたのに。

言いようのない悲しみに包まれた。

仲間外れにされた気がした。



コロナ禍での10年目に思ったのは、

亡くなった数人の友達とそのこと。

そしていよいよダメになっていく日本のこと。



ひとりひとりの心に寄り添うのは悲しすぎる。

動画ではなく、静止画であの日を思い出して、

祈った。ただそれだけだ。



原発はまた作るらしい。

それもその地域の人々の願いによって。



合掌。