「団地小僧」野犬 [団地小僧ー2]
団地全部が遊び場だった俺たちだったが、
憎き敵のひとつに野犬がいた。
文字通り、野犬。
わんこは家族よ!のわんこでなく、
家で飼われてもなく、常に飢えた野犬である。
まだ、ギリギリ「狂犬病」が残っていた時代。
俺たちガキにとっては奴等との駆け引きは命がけだった。
毎日、学校行く道を変える。
野犬のいなそうな所を通る。
棒を持つ。
タバコの吸い殻を水でまぜて持つ。
餌をあげる。・・・
もちろん、友好的な犬を手なずけるのもOK!だ。
でも、追いかけられて、噛まれて(泪)。
俺は今でも、そう、ちわわでも怖い。虎馬だ。
ちわわちゃん、可愛いねぇ。とか言っても吠えられ噛まれる。
・・・そんな俺の脳裏にかすめるのは、
下級生のいじめられっ子だ。
団地中のガキが全部友達だったあの頃、
いじめられっ子が誰だかは分からなかったが、
そいつがある日、
いわゆる大型犬(秋田犬みたいの)を先頭に
10頭くらいの野犬の群れを引き連れていたのである。
いじめられっ子は「へっ、怖いだろう?」みたいな顔もせず、
神々しく前を向いて、野犬を引き連れていた。
当然、次の日から、いじめっ子ではなくなった。
でも、あいつそれから見かけなくなったなぁ。。。
憎き敵のひとつに野犬がいた。
文字通り、野犬。
わんこは家族よ!のわんこでなく、
家で飼われてもなく、常に飢えた野犬である。
まだ、ギリギリ「狂犬病」が残っていた時代。
俺たちガキにとっては奴等との駆け引きは命がけだった。
毎日、学校行く道を変える。
野犬のいなそうな所を通る。
棒を持つ。
タバコの吸い殻を水でまぜて持つ。
餌をあげる。・・・
もちろん、友好的な犬を手なずけるのもOK!だ。
でも、追いかけられて、噛まれて(泪)。
俺は今でも、そう、ちわわでも怖い。虎馬だ。
ちわわちゃん、可愛いねぇ。とか言っても吠えられ噛まれる。
・・・そんな俺の脳裏にかすめるのは、
下級生のいじめられっ子だ。
団地中のガキが全部友達だったあの頃、
いじめられっ子が誰だかは分からなかったが、
そいつがある日、
いわゆる大型犬(秋田犬みたいの)を先頭に
10頭くらいの野犬の群れを引き連れていたのである。
いじめられっ子は「へっ、怖いだろう?」みたいな顔もせず、
神々しく前を向いて、野犬を引き連れていた。
当然、次の日から、いじめっ子ではなくなった。
でも、あいつそれから見かけなくなったなぁ。。。
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