「団地小僧」幸せな日々 [団地小僧ー2]
兄貴のいない午後。
おかぁとふたりでいると、
「こり、いいものあげようか?」
(ん?お菓子だな)
「うん、ちょうだい!」
「うーん、そうだなぁ、来年の春頃かなぁ。
こりがいい子にしてたらだよ」
(はっ!お馬鹿にしては幸せには敏感なおいら)。
「えーっー^-^-っ!もしかして・・・」
「わかるのぅ?」
「赤ちゃんだ!」
「まぁ、大当たり!」
「えっ、男の子?女の子?」
「さぁ、でもどっちでもいいんじゃない。
こり、弟か妹欲しいって言ってじゃない」
「ひえーっ、嬉しいなぁ、うん、弟がいいけど、どっちでもいい」
お馬鹿なおいらだが、
それだけでニコニコよゐこになってしまう俺は
可愛い奴だ。
それから半年後の5月14日の日曜日朝方、妹は生まれた。
友達が自転車から俺に声をかける。
「こり、赤ちゃんまだ!?」
「生まれたって!妹!これから見にいくんだよ!」
父親、兄貴と三人で病院に行く。
おかぁはげんきそうだった。
「こり向こうで赤ちゃん見れるわよ!」
ドキドキしながら、妹を見に行く。
看護婦さんがガラス越しに妹をこっちに向ける。
「はっ!」
俺は驚いてしまった。赤ちゃんと言えばもうニコニコしているのが普通かと思ったが、
色黒で更に鼻くそをほっぺたにくっつけ、ニヤリとする。
「^^;」
「どうだった?こり」
「うん、可愛いかった」
まぁ、生まれたての妹だ。しょうがなかったのだが、猿だと思った(笑)。
おかぁとふたりでいると、
「こり、いいものあげようか?」
(ん?お菓子だな)
「うん、ちょうだい!」
「うーん、そうだなぁ、来年の春頃かなぁ。
こりがいい子にしてたらだよ」
(はっ!お馬鹿にしては幸せには敏感なおいら)。
「えーっー^-^-っ!もしかして・・・」
「わかるのぅ?」
「赤ちゃんだ!」
「まぁ、大当たり!」
「えっ、男の子?女の子?」
「さぁ、でもどっちでもいいんじゃない。
こり、弟か妹欲しいって言ってじゃない」
「ひえーっ、嬉しいなぁ、うん、弟がいいけど、どっちでもいい」
お馬鹿なおいらだが、
それだけでニコニコよゐこになってしまう俺は
可愛い奴だ。
それから半年後の5月14日の日曜日朝方、妹は生まれた。
友達が自転車から俺に声をかける。
「こり、赤ちゃんまだ!?」
「生まれたって!妹!これから見にいくんだよ!」
父親、兄貴と三人で病院に行く。
おかぁはげんきそうだった。
「こり向こうで赤ちゃん見れるわよ!」
ドキドキしながら、妹を見に行く。
看護婦さんがガラス越しに妹をこっちに向ける。
「はっ!」
俺は驚いてしまった。赤ちゃんと言えばもうニコニコしているのが普通かと思ったが、
色黒で更に鼻くそをほっぺたにくっつけ、ニヤリとする。
「^^;」
「どうだった?こり」
「うん、可愛いかった」
まぁ、生まれたての妹だ。しょうがなかったのだが、猿だと思った(笑)。
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