土岐英史さんの新譜『Little Boy's Eyes』 [音楽]
土岐英史さんと言えば、
渡辺香津美さんと若い頃やっていて、
特においらの大好物、
フュージョン前の香津美さんの
ビバップなジャズで二枚アルバムを出している。
で、今回のアルバム、
サイドを固めるのはなんとギター荻原亮、井上銘のふたりのみ。
ギター好きにはたまらない布陣。
しかも、最近メキメキなふたりですね^@^w
ギター二本の自由な演奏に、
ドキッ!とする土岐さんのサックス。
ちなみに土岐さんはかなりのギター好きだそうだ。
土岐英史『Little Boy's Eyes』
【演奏者】
土岐英史 Hidefumi Toki:alto&soprano saxophone
荻原亮 Ryo Ogihara :guitar
井上銘 May Inoue :guitar
【収録曲】
まずはカバーから。
切ないサックス、今っぽいギター。この感じセッション?
1. Beautiful Love
このアルバムらしいオリジナル。オルガンぽいギターが渋い。
ファズ気味のギターがナウいだ。
2. The Guitar Man
クール&ホットなバラード。ワウワウかよ!ファズかよ。
3. Wyeth
テンポアップして表題曲。しかし、ふたりのギタリスト、自由にやっているなぁ。
土岐さんのサックスはダンディだよなぁ。
4. The Man with a Little Boy's Eyes
お馴染みのスタンダード。しっとりとね。大人だなぁ。
5. Smoke Gets in Your Eyes
ギタリストが良くやる曲。ファズったギター二本でテーマ。
土岐さんはマイペース。後半、夕日の感じ。
6. Sunny
新し目だけど可愛いメロディ。ベースランニングはもう普通ね。
7. C Minor
お馴染みのバラード。かなりオーソドックスに演奏しています。
8. My Foolish Heart
オルガンジャズの感じ。ジャキジャキのフォービートが欲しかったな。
9. You'd Be So Nice to Come Home to
(2020年10月28、29日東京録音)
これでベースがいたら、燃えるギターアドリブセッションになっていそう。
いないから、二人のギターはお互いの音を聴いて、バランスを取っている。
土岐さんのサックスもブローすることはない。
あくまで小粋で、新しいのである。
土岐英史(とき ひでふみ、1950年2月1日 - )
兵庫県神戸市出身のジャズサックス奏者。
歌手の土岐麻子は長女。
アルトサックスとソプラノサックスを演奏。
ジャズ、フュージョン、R&B、ジャパニーズポップスなど、幅広いジャンルで活躍。