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枯葉ソロギター [スイングしようぜ!]


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差別。 [言葉]

幼少時から思春期にアメリカと日本を往復していた
知人のドラマーが当時の思い出をめずらしく長く書いていた。
引用する。

【異質なものへの拒否反応: レイシズム?】
悲しいニュースが絶えないですね。コロナ自粛期間中
割と元気にしてたけどフロイドさんのニュースは相当精神的ダメージ受けたな…
なんか幼少期の頃のこと
色々思い出されたのでちょっと
長めに書きます。(ちょっと過激な内容かもなので
興味のない方は読み飛ばしてね)
自分は3歳から13歳までの10年間
アメリカに住んでいて、前半はテキサス州
ヒューストン市、後半は
ミシガン州デトロイト郊外の
ジャクソン市という
黒人の多い地域の小・中学校を
現地校で過ごしました。
ジャクソンに引っ越してから
中学2年生(8年生)に上がるまでは学校で
唯一の日本人でした。中学に上がる頃には、
周りの子たちは日本でいう高校高学年か
大学生くらいの見た目と体型になっていて
自分だけ体が小さくいじめの標的になりやすかった。
基本的には親に送り迎えをしてもらっていたが、
そうでない日の行き帰りのスクールバスは地獄だった。
でもいじめから庇ってくれる友人もいた。
日本のゲームやアニメを浮きつつも
学校で紹介したりしてるうちに、
段々日本の文化に興味を持つ子が増えて
家にお邪魔したり来てくれたりする友達が増えた。
白人の子で仲良い子もいたけど、
大体学校で仲良く話したり
学校終わりに遊んだりした子は黒人の子ばかりだった。
日本の文化を教えた変わりに、音楽のことやお家の事情、
ご飯、日曜礼拝を含む宗教行事を知ることができた。
今でも連絡とってる子も結構いる。
海を超えてアメリカの友人たちとゼロ距離にしてくれるSNSに感謝。
ちなみに大抵の学校のカリキュラムには
必ずCivil Rights Movement (=公民権運動)のこと、
マルコムX氏のこと、ロサパークス氏や地下鉄道、キング牧師の功績などが組み込まれている。
話は前後するが、
前半住んでいたヒューストンは南部地域で
比較的白人も多く、通っていた小学校は初代ブッシュ大統領のファーストレディ、
バーバラ・ブッシュの名前を冠する小学校だった。
正直、こんなこと書くべきではないのはわかっているが
ここで英語が喋れるようになるまでの
ESL (=English as a Second Language、英語を母国語としない生徒の)クラスは地獄だった。
当時の担当教師(年齢的には40オーバー)は酷く差別的で
黒人の子はもとよりアジア人、
チャイルドアドプションされた米系韓国人・中国人の子らへの
風当たりの強さは台風並みだった。
もちろん自分も例外ではなかった。
毎年、独立記念日にブッシュ夫人が学校に来る特別な行事に向け
各クラスは出し物を用意するが成績が著しく悪かったり、
教師が判断した『素行が悪い』とされる生徒はこの校内パレードには参加できなかった。
余程のことがない限り原則としては全員参加できるのだが、
ここではESLクラスの子らが槍玉にあげられる。
英語が通常クラスの子らに比べ劣り、
そのことにより授業内容が理解できず成績は不振・肌の色が違う・
インド系の子は目つきが鋭いから教師は睨まれていると錯覚する。
参加させない理由はなんでもいい。
独立記念日の校内パレードに参加できなかった子たちは
私を含めてほとんどESLクラスの子ばかり。
自分のクラスのある子は教師のハラスメントによりトイレに行かせてもらえずその場で、
とか、フィールドトリップ(=遠足)の同意書をある子の親が英語を読めず提出に時間が掛かり、
結局提出したもののその子だけが誰もいないESLクラスでお留守番とか日常茶飯事。
英語が母国語でない、肌の色が違う
そんな理由で ー 
否、理由付けはなんでもよかったのだと思う。
差別とはきっと差別する側が
自らの凝り固まった見解に固執し、
その見解の外にある異質なものを排除する
拒否反応のことなのだと、幼心に思った。
唇を噛みちぎってしまうくらい
悔しかったので、それまで以上の
必死さで発音の授業と文法の授業に
取り組み、3年生に上がる頃にはESLは脱することが
できた。残っていた子たちから向けられた目は、
まるで映画『12 year a slave - それでも夜は明ける』の
ラストシーンのようなものだった。
(よかったら見てください。)
この学校にも、もちろん
公民権運動の歴史の授業があった。
説得力はなかったけれど。
その後、日本に帰ってきてもしばらくは同じような目に合っていたので正直、
この差別問題は日本のいじめに直結する問題でもあり他人事ではないと考えます。
アメリカは人口の坩堝と言われている一方で
差別文化の根は深く、
大統領が変わる度この状況は
一進一退を繰り返しています。
今回取り上げられたような人種差別を発端とする
凄惨な事件は過去にもあったが、
SNSの拡散力とその衝撃的な映像に
胸を打たれた人は多く、たくさんの発信がなされています。
もちろん自分も何か発信したいと、
普段は政治的発言を控えていますが、こうして書いています。
アメリカ全土に拡がりつつある、パトカーを燃やし、
ナイキ ストアを強盗するといったやり場のない怒りを前面に押し出した
暴力的なデモ行為には断固反対です。
きっと非暴力を謳って行進していたキング牧師も悲しんでいると思います。
ですが、これを機にデモ行進に参加できない
人々が自分の理解の範疇にないものを
脅威として捉え、それらの排除行動として
暴力や差別的発言、ハラスメント行為などを
安易にせず、互いを理解し、違いを尊重する
世の中になっていくことを切に望みます。
自分も音楽を通じて、経験を通じて仲間と共に
この世の中をよりハッピーにしていくことに
邁進し、人が人に優しくなれる環境づくりを
する一助となりたい。
Different is Beautiful.
Black Lives Matter.
Justice 4 all.
(以上)。

この悲しい思い出と今のアメリカの状況を嘆いた文章は、
真摯に書かれたもので、そこに今のマスコミやSNSのような嘘はないように思う。

【ニューヨーク共同】米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で
黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件で、
抗議デモが波及した都市は31日までに全米で約50カ所に達した。
州兵を動員したのは準備段階も含め14州以上で、
25以上の都市が夜間外出禁止令を出した。
各地で放火や略奪、投石が相次ぐなど、早期の収拾は困難な状態に陥った。
 ミネアポリスでは30日も市民多数がデモに参加。
警官隊が催涙ガス弾やゴム弾を発射して追い散らした。
ミネソタ州のワルツ知事は30日の記者会見で、
デモ暴徒化に備え州兵を総動員すると表明した。
州兵は連邦軍の予備役の性格も持つ軍事組織。



亡くなられたフロイドさんの弟のスピーチには敬意を評する。
人種差別に対してのデモと暴動行為は違う。

トランプが大統領になったのも、白人ファーストからだ。
「肌色なんてない。」みたいなコピーは紙くずになる。
黒、白、赤、黄色・・・肌色はある。しかもたくさん。全世界人間分。

今回は警察官に殺されたのが黒人だったために、
黒人差別に対しての暴動(テロ)と固定されて報道されているが、
コロナのマイナスイメージが引き起こしたスケープゴート的な人種差別だと思う。
多分、ネガティブなコロナの渦が暴き出した社会問題がその根底にはある。
日本でだってこれから暴動は起きるかもしれない。
自粛警察の存在がその嫌な想像を刺激する。
現実のアメリカの人種差別については先の知人ドラマーの文章を読んで貰い、各自が考えることだ。
事実には真実が隠れている。

自分のことを書いておこう。
私は前から言っているように頭が悪いため「外国語(英語)」ができない。
横須賀の米兵によく声かけられてもうまく答えられず、それがトラウマになっている。
もし、でっかい黒人やら神経質そうな白人、
タトゥびっしりな東洋人が現れたらびびってしまう。
なぜか?簡単だ。コミュニケーションが取れないからだ。コミュ障だ(?)。
自分とは違う肌の色、文化、考え方を持っているということは自分とは違うこと。
それを平和的に解決する同一言語を私が持っていないからだ。
もちろん、今の若者が分からないのも話が通じないからだ(ジェネレーションギャップか?)。
レイシズム以外にも、セクシズム、エイジズムというのもある。
エイジズム(高齢者差別)とは、
高齢であることを理由に
それにより引き起こされる高齢者への偏見や差別のことらしい。あるな。

大切なことはひとりひとりの人間を「個」として接することだと思う。
国籍、性別、年齢などはアイディンティティを構成する一部に過ぎない。
どのような集団に属しているかも一度色眼鏡を外すことが必要だ。
・・・とは言ってもそれらは非常に難しいことだし、
コロナはそんな人間のコミュニケーション能力さえ奪おうとしている。

「私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、
『すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える』というこの国の信条を、
真の意味で実現させるという夢である」(アメリカンセンターJAPAN「『私には夢がある』(1963年)」より引用)

・・・なんだかとりとめのない文章になってしまった。
人種差別を含む差別、貧困、格差、コロナ・・・
今の世界は一部の人間のものなのかも知れない。
それは恐ろしいことだ。

※知人ドラマーも書いていたが、ウチの父母は戦後、米軍で働いていた。
その時、黒人に優しくされたと言っていた。「そうなのか?」とも思ったが、
黒人が全員、良い人間とは限らない。

※日本の「いじめ」にも人種差別は関わっている。
北朝鮮、韓国、中国・・・、
そして最近は東南アジアやアフリカなどからの住人も増えいじめにあっている。
近所の黒人の少女は小学校の頃、
確かにいじめられていたが、中学生あたりでは不良仲間と楽しそうにやっていた。
この前、ひさしぶりに見たらファッショナブルないで立ちで音楽仲間と笑っていた。よかった。

※私の母親はクォーターだ。戦時中、疎開先の田舎でいじめられ、
学校には行かなかった。日本人にとっては白人も差別対象だったのだ。

とりあえず、
「音楽」は、(もちろんその一部だが、)
平和を愛する者の言語であるということは
間違いないと思う。

知人ドラマーの勇気ある投稿に感謝して。
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コロナ渦(うず)派です^@^;w [日記]

現役コピーライターを離れても
フリーランスの頃までは
「言葉」とか「漢字」「ふりがな」に
多少はこだわりがあった、と思う。
辞書の類、何冊くらいあったろう(断捨離済み)。

パソコン以前なんか、
薔薇や珈琲、鬱病もなんなく書けた。
でもねぇ。ここ数年、
仕事が自然消滅し老眼で読書離れして
読むといったら新聞くらい。
その新聞も毎日、
どこかしら間違えて謝罪しているし(校正しないのか?)・・・。

FBなんて、
パソコンのおくりがな(間違いだらけ)も当て字も「良し」とし、
絵文字の量もJKなみに多くなった
(絵文字、使いこなしてる人すごい!)^@^v
後、ジャズの理論書とか読むと
そっちが楽しくて「社会性」的な言葉の知識が消えていきます。
マジ。

で、ここ最近。
なんか話題になっていたのが
「コロナ渦」と「コロナ禍」。--;
どっちがどうなんだよ?と言う声が広まった。

私は「禍」という文字から
今のコロナの事態が感じられなかったので
「渦」を使っていた。
「渦(うず)」の方がコロナに巻き込まれている感じじゃん。
いや、本当は「禍」ってのは知っているよ。
こっちがもちろん正解。
「禍々しい」は「まがまがしい」と読みますしね。
「不吉である」「いまいましい」などの意味がある。
でも、おいらプロじゃないし「禍(か)」には抵抗がある。
だいたい「コロナか」って読みやすいか?南米化?
「コロナ渦(うず」いいじゃないですか。分かりやすい。
ちなみに「渦」で「渦中」という言葉があるんだけど
「ごたごたした事件の中。もめ事などの中心。」という意味。
「事件の渦中に巻き込まれる」なんて言いますものね。
うん!「コロナ渦(うず)」で決定。
まぁ「鍋(なべ)」は違うとは思いますけど。

もうひとつ、コロナが「収束」と「終息」も紛らわしいですね。
前者が「おさまる」、
後者が「おわる」という意味ですから、
まぁ「収束して終息」するんでしょうね
(朝日新聞の天声人語でも話題にしていました)。

しかし、それより。
パンデミック、インバウンド、クラスター、オーバーシュート、
ロックダウン、スーパースプレッダー、濃厚接触、医療崩壊、
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議、
ソーシャルディスタンス、コロナパニック、
自宅療養、移動制限、入国拒否、サイトカインストーム、
院内感染、市中感染、再感染、・・・

更にアべノマスク、緊急事態制限、コロナハラスメント、
自粛警察、新しい生活様式、withコロナ・・・
こっちの方が意味不明。
日本の政府の首相あたりからどんどん「?」が増えている。

話は変わるが私、今、眩暈に襲われている。
ぐるぐる、ぐるぐる。渦潮のような眩暈。

やはり「渦」に巻き込まれているんだろうな。
やれやれ。

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山中千尋さん、新譜出るぞ^@^v [音楽]

この感じの千尋さんが好き^@^v



かなりの熱中度でおいらが追いかけているのが、
ギタリストの渡辺香津美さん、ボーカルのマリーンさんだが、
最近、ギターじゃないのにCD(日本版!)を買い続けているのが、
そうジャズピアニストの山中千尋さん。

元々は高校の同級生であるH君が
アメリカで音楽生活(今も)していた頃、
作っていたバンドに彼女がいて、
そのインディーズCDで彼女のピアノを聴いたのがきっかけ。
まだ、学生だったのかな?とにかく可愛いかった(そこかいっ!)。
1990年か・・・24歳!可愛いはずだぜ^@^v

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まず、そのピアニストとしての才能は
ジャズファンは誰もが認めるところだろう(大西順子、上原ひろみも大好きだが)w。

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更に猫目系のルックス、
黄金の上腕筋、そしてセクシーな背中・・・。
数々のジャケで活躍するそのボディパーツ、最近は美脚も出している^@^v

そしてFBで見つけたのだが、最近はショートショートなエッセイも書いている。
これがなんかユーモア感あふれていてなんか楽しくなる作風なんだよね。
読んでみて。コロナ禍の今、こういう作風は大切だなぁ・・・。千尋、命。

https://note.com/chihiroyam
山中千尋(ろひちかなまや) ピアニスト・文章もときどき書いています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

でだ!エッセイが面白くて読んでいたら、おうっ!新譜が出るのだな。

「新しいアルバムが来月6/24(水)に発売になります。
ブルーノートに移籍してから6作目の作品になります。
今回は生誕250周年のベートーベン、生誕100周年のチャーリー・パーカー、
そしてわたしが、ユニバーサルからメジャーデビューさせていただいてから
15周年のトリプル記念盤となっております。
内容はご好評頂いているアフターアワーズトリオ
(アヴィ・ロスバードg・・・注目!、よしさんb、わたしp)のトリオに
ジョン・デイビスが参加してくれてました。
気心知れた仲間とのアフターアワーズ的な選曲で、
とてもハッピーでリラックスした演奏に仕上がったと思っております。
ぜひお聞きいただければ幸いです。」(noteより)

まったくもう、天は二物どころか与える人にはどっさり与えるのね。
で、今年はぜひ彼女のコンサートを観に行きたいな。
もちのろん、ひとりでな(笑)。

山中 千尋(やまなか ちひろ、
1976年12月26日 - アラフォーだな!)
群馬県桐生市出身の、日本のジャズ・ピアニスト。
福島県郡山市生まれ。
桐生市立北中学校卒業までの15年間を桐生市で過ごす。
桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を経て桐朋学園大学音楽学部(ピアノ専攻)を卒業後、
バークリー音楽院に留学。
在学中から巨匠ジョージ・ラッセルらから絶賛されるなどその才能は高く評価され、
2001年にはアメリカのジャズ専門誌ダウンビートから「アウトスタンディング・アワード」を贈られた。
バークリーを首席で卒業後、
2001年10月に日本のジャズ・ピアノの名門レーベル「澤野工房」から
ファースト・アルバム『Living Without Friday』を発表。
直後に大手CDショップのジャズ・チャートで一躍トップセールスをマークし、
新人としては異例のヒットを記録する。

今回の新作アルバム『ローザ』は、
「マイ・フェイヴァリット・シングス」「テイク・ラヴ・イージー」といった
珠玉のジャズ・スタンダードに加え、メロディアスな山中千尋のオリジナル曲、
そしてチャーリー・パーカー「ドナ・リー」「ヤードバード組曲」、
さらにはベートーヴェンの「交響曲 第5番」「ピアノ・ソナタ 第8番 第3楽章」など、
聴きどころ満載の全10曲が収録されている。
演奏は、今まで好評を得てきたアフター・アワーズトリオ
[山中千尋(p)、アヴィ・ロスバード(g)、脇義典(b)]に
カサンドラ・ウィルソン、ベン・ウィリアムスのサポート、
そして山中千尋のトリオのレギュラードラマーである、
ジョン・デイヴィスが参加。
アフター・アワーズ・プロジェクトならではのリラックスした雰囲気のなかにも、
豪快にハッピーにスイングする
メンバーそれぞれの持ち味のある演奏が繰り広げられている。
さらに初回限定盤の特典DVDには、
初のアフター・アワーズトリオ演奏による3曲が収録される予定だ。


ローザ(初回限定盤)(UHQ-CD)(DVD付)

ローザ(初回限定盤)(UHQ-CD)(DVD付)

  • アーティスト: 山中千尋
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2020/06/24
  • メディア: CD



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