SSブログ

企画展「表現の不自由展・その後」中止のその後が怖い。 [日記]

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の 企画展「表現の不自由展・その後」中止のその後が怖い。
慰安婦像.jpg
1.「従軍慰安婦」を題材とする韓国人作家の
「平和の少女像」が出品されていた。
開館直後の展示室で、初老の男性が怒鳴り声をあげた。
少女像の頭部に紙袋をかぶせる男性もいた。
・・・今の日韓の関係を考えると出品とりやめも考えただろうが、
企画そのものが「表現の不自由展・その後」だからなぁ。

2.電話やFAXなどで展示への抗議が殺到。
「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」といった脅迫も。
もはや、ヘイト的になってしまったんだろうなぁ。
テロなんだから中止は当たり前か・・・他の作品も観てみたかった。

3.名古屋市の河村たかし市長
「どう考えても日本人の、国民の心を踏みにじるもの。いかんと思う」
と作品の展示を即刻中止することを大村知事に求める。
(憲法第21条で指摘される検閲ではないかとも思える
この行為も大村知事が中止を決める圧力になったことは想像に難くない)。
菅義偉官房長官「事実関係を精査した上で適切に対応したい」と述べ、
補助金を交付するかどうか慎重に判断する考えを示した。
菅義偉官房長官の一言もこうした論調を煽ることに一役買ったであろう。
・・・だから「表現の不自由展・その後」だってば。
わからんだろうなこいつらには。
中庸の心で鑑賞しその背景(表現の不自由さ)を考える展示会だ。
d6ad2191-75ee-47ed-826f-ebfc6dec6555.png
4.なんと「世界コスプレサミット」も開催されていた。
・・・あぁ、コスプレの奥深さを知っている方はいると思うが、
犯罪的にエロいとこもある。こっちは表現の自由はあるらしいなぁ。
ふむふむ。にしては、コンビニの成人雑誌、消えたな。

5.75日間の予定だったのにわずか3日で中止。
行政が展示中止を命令したのは、嫌な感じだ。
警察がテロの危険性で止めればよかったのに。
表現を権力者に押さえつけられるのは、戦前と同じだ。

aida2.jpg
ちなみに少し前に掲載した作家会田誠の作品も過去問題になったが、
美術館が守ったらしい。

津田大介芸術監督
「協賛企業に飛び火し、現場も疲弊し、
対応しきれなくなったのだろう。
断片的な情報で炎上したのが現代らしいと思う」と話し、こう続けた。
「社会や人間の課題を提示し、
解決の糸口を考えさせるのが、現代アートの意義であり魅力。
それなのに、気にくわないものは
クレームでつぶせばいいという主張がまかり通る、
悪い事例になったのが残念だ」
残念だ。「嫌な感じ」。

そして。少しいい感じ。
・・・中止に抗議するデモ集会が4日、名古屋市内の公園で開かれた。
約200人が参加して展示の再開を求め、
さらに河村たかし・名古屋市長による少女像の撤去要請について
「表現の自由の弾圧だ」などと非難した。
 参加者らは「表現の不自由」と書かれた横断幕や、
「表現の自由を守れ!」などと記されたボードを掲げた。
林さんは演説で「展示がなければ作品内容の議論ができず、
新しい考え方も生まれない。批判があっても続けることが重要だ。
会期中に再開される可能性もあると思うので、
いろんなアクションをしていきたい」と訴えた。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。