SSブログ

感動とテクニック。 [音楽関係]

音楽に感動する、というのはそうはない。
好きになるのは自分の「人生」とクロスした音楽だ。
私の場合、ジャズが好きだったから、ギターが好きだったから、そのあたりの音楽が好きだ。
もちろん、70年代から80年代。そして、いい思い出とくっつくのはジャズだけではなく、
歌謡曲、フォーク、ブラコン、童謡・・・なんでもだ。そして年老いてそれらを聴くと泪してしまうこともある。
でも、それは自分と音楽との関わりが切なかったりするからだ。
音楽そのもので感動するのは、やはり歌詞のある歌の方が多い。言葉は力があるから当然だ。中島みゆきは結構くる。最近では娘のような女性のフォークで泣いた・・・。
でも、インストにもいくつかある。それはもはや技術がどうした、とか、ジャンルがどうしたとか、は超えている。
渡辺香津美さんのSTEPS公演での飛び入りでのアドリブ、ヨーヨーマさんの無伴奏チェロ組曲、知人ギタリストさんのアドリブ・・・。
最近、プロが「人柄が大事」とか「技術力じゃない」とか、感動とテクニックを無関係にしようとしている。そんな書き込みに私は逆らう。
じゃぁ、血のにじむような練習をした者はダメなのか?もう子供みたいなことは言わないで欲しい。練習しなくてもすごい天才はいるが、プロは嫌になるほど練習しろっ!最近、言い訳ばかりじゃないか?
「癒し」。この沖縄ブームからもう30年くらい続く言葉で誤魔化さないで欲しい。癒されるのは観客で演者ではない。ほのぼのとした雰囲気は好きだ。美味しい料理もお酒も好きだ。笑えるMCも好きだ。でも、演者は、お金を取るものは、下手くそじゃ、しょうがない。許せない。
それは演芸の妙とは違うだろ?もちろん、テクニックを磨いた上での素朴な演奏を馬鹿にしたりはしないし、幼子のかたことの歌は心に沁みる。
それとこれとは違う話であることは分かって欲しい。もちろん、下手でも心揺さぶるものがあるのは知っての上の発言です。
ちなみに、自分の演奏は下手で泣けます(泪)。下のお兄さん、凄い練習したと思うよ。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。